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QNAP Virtualization Station 3 での SSD と HDD の性能差は 27倍だった

アイキャッチ画像

QNAPに非公式な格安 PCIe 拡張ボードをさしてSSDを内蔵したので、VS3上のWindowsで性能測定してみた結果、VirtIOインターフェイスのWriteback Cacheで爆速体験ができたぞというお話。

環境

ハードウェア

ソフトウェア

  • Windows 10 Pro (22H2)
    CPU 2コア、メモリ8GBを割り当て
  • CrystalDiskMark 8.0.4

OS本体、起動ディスクイメージはSSDに作成し、性能測定用のディスクイメージをSSD、HDDそれぞれのデバイス上に作成してマウントしている。ドライバーはVirtIOで、キャッシュは無しとWritebackで測定した。

測定結果

結果サマリー

VirtIOのキャッシュなし状態でSSDとHDDを比較するとシーケンシャルリードで10倍差、ランダムリードで27倍差でした。Writebackキャッシュにすると差は縮まりましたがそれでも圧倒的な差。これだけみるとHDDでもWritebackキャッシュにするとそこそこいけるように見えるわけだが、アプリ起動やらなんやらの初回処理はキャッシュが効かないわけで、キャッシュなし比較が妥当かと。

シーケンシャルアクセス
ランダムアクセス

CrystalDiskMark

キャッシュなしのHDDとSSDの結果

HDD Cache None 結果
SSD Cache None 結果

キャッシュあり(Writeback)のHDDとSSDの結果

HDD Writeback Cache 結果
SSD Writeback Cache 結果

(おまけ)キャッシュなしのSATAでのSSDとHDDの結果

デバイスへのインターフェイスをVirtIOではなくSATAに変更した場合の結果、HDDではあまり差がないが、SSDではそれなりの差がついてVirtIOのほうが速い。

インターフェイス設定の場所

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